●月刊Simple 掲載
「NPO&ボランティア情報・市民通信マンスリー」より一部抜粋したWEB版です
【2005/4月号】

★例えばこんなNPO…
パルティマーケット
3月6日(日)オープン。
フェアトレード、手作り品、日用雑貨バザー…活動支援の雑貨屋さんだ。

  いせ市民活動センター『パルティいせ』は伊勢市の施設であるが、民間に委託する「指定管理者制度」が
採用され、NPOが管理運営する公共施設となっている。そしてNPOが運営するからには、ただ場所を提供
するだけではなくボランティアな市民や市民活動団体が、より活動しやすくなるように「支援」することも、
その大切な役割と考えられている。
 市民活動団体といってもいろいろなジャンルや組織があるが、多くの団体がその活動のための資金作りに苦
労しているというのが現状だ。個人の範囲のボランティアなら、少々の持ち出しは仕方ないと感じる方が多い
が、団体を動かしていこうと思うと、それなりの経費は必要となってくる。そこで『パルティいせ』では、そ
んな活動資金づくりや、活動の一環として販売をしたいという団体への支援をするための新しい事業を始める
ことになった。それが『パルティマーケット』だ。簡単に言えば、市民活動団体が持っている商品を売るお店
である。
 しかし公共施設である「いせ市民活動センター」の中では規定があり、物品の販売はできない。そこで、セ
ンターの中だけの活動にこだわらず、外に場所を探すことになった。そして運良く伊勢市駅前の野嶋書店の好
意で2階スペースの一部が借りられることになった。駅の正面にあり、大きなガラス窓から明るい光が入るし
ゃれた本屋さん。2階にはカフェもあり、お店としては申し分のないところだ。
 そうして場所が決まり『パルティいせ』に登録する団体に声を掛けたところ、7つの団体から参加意志があ
り、共同でお店を開店することになった。
 商品は、アジアからのフェアトレード雑貨、ママさん達の手作り品、EMで環境活動をする団体の商品、知
的障害者作業所のさおり織の製品、オリジナルアートグッズ、スポーツクラブの日用雑貨などのバザー商品、
といったもの。雑貨屋さん、といったイメージになるのだろうか。売り場スペースを大きく7つに分けて商品
が並べられるが、会計などはお店を任された常勤スタッフが行い、売り上げの20%はスタッフの人件費や運営
費になるというシステム。団体の代表者が何度も集まって相談しながら運営方法を決めていったが、初めての
ことでもあり、多くの人が関わるお店だけに難しいことが多いのは予想できる。そこでまずは3ヶ月間様子を
見て、その時点で運営方法など見直しながら進めていくという。
 3月6日(日)の開店が決まり、準備が進める中で、文具店から陳列棚をもらい受けるなど参加団体以外に
も協力者が現れた。そうしてさまざまな人を巻き込むこともまた、結果として市民活動を理解してもらう機会
となり、支援を広げることとなるのだ。
 「いせ市民活動センター」は、来年度から4年間の契約で、NPO法人いせコンビニネットが指定管理者と
して運営することとなっている。その期間中に、市民活動の課題の解決のためにさまざまなアイデアを実現し
ていくことだろう。今回の新しい試みパルティマーケットが魅力のある店になり、うまく軌道に乗り、新たな
参加希望者が現れた時にはまた新しい場所を見つけ、2号店、3号店もありうるかも…。期待したいところだ。  (取材/森本かおり)

いせ市民活動センター『パルティいせ』の
市民活動支援

 伊勢地域の市民活動の拠点として昨年7月にオープンした「いせ市民活動センター」。『パルティいせ』とい
う愛称がつき、利用者、登録団体はじわじわと増えているようだ。パルティでは、その他にもNPO運営の利点を
活かし、柔軟な姿勢で自主事業が企画されている。例えば今の時期なら、税理士さんがNPO法人をはじめとする
登録団体さんの会計に関する相談にのってくれる「会計相談」(3月20日(日)13:00〜・1回30分/500円)
また「指定管理者制度」の視察・研修の受け入れや、市民活動に関わる団体、個人からのさまざまな相談にも
応じている。

管理運営/NPO法人いせコンビニネット
開館時間/9:00〜10:00
休館日/毎週水曜日(祝日の場合、翌日) 
伊勢市岩渕1-2-29
tel0596-20-4385
FAX0596-20-4386
skc@e-ise.net
http://skc.e-ise.net/

ちょこっとコラム

■■■エコ体験!のすすめ

●伊勢 河崎〜勢田川〜神社港
河崎の暮らしを体験できる「河崎・南町の家」

 伊勢の古い町並みが残る河崎。そこに空き家を修復して、昔ながらの河崎暮らしをリアルに体験できるという
暮らし体験 河崎・南町の家」がオープンした。これは、まちづくりの拠点施設『伊勢河崎商人館』を運営
する「NPO法人伊勢河崎まちづくり衆」の活動のひとつ。伊勢河崎商人館も元は古い酒問屋だった施設であり
昔ながらの町家や蔵を使うことが町並みを残すことにつながる、という考え方で保全活動を進めている。
 南町の家は、河崎の本通りに面した明治後期に建てられた妻入りの2階建。20年間空き家だったのを借り受け
4ヶ月間をかけてNPOのメンバーがこつこつと手を掛けて、最低限の設備を整えた。河崎を訪れ、まちに住
んでみたいという方にぜひ、普段着の生活文化にふれてもらいたいということで体験希望者を受け入れている。

 訪れる人と地元の人との交流や、外からの新しい視点をとりいれるという河崎の取り組みはこれだけではなく
2月には若手のアーティストグループによる「河崎アートスクール」という展示とワークショップも実施され
た。
 古い町並みを活かす新しいお店も増えてきてますます注目の伊勢河崎だ。

勢田川に「みずき」号を
浮かべて河崎から神社港へ

 河崎だけでなく、川でつながるまちづくりの活動として「海の駅・川の駅」を整備し、伊勢川湊の再生をめざ
す事業も動きが見えてきている。NPO法人神社みなとまち再生グループが管理する木造船「みずき」が毎週土
曜・日曜の定期運行を始めた。勢田川の神社港〜河崎と、神社港から海側の大湊までの航路を遊覧する。
問/伊勢河崎商人館
tel0596・22・4810

問/津市市民交流課国際交流担当
tel059-229-3102
または会長 植田賢一
tel・FAX059-227-5886

2●東紀州地域
東紀州エコツアー体験モニターを募集

 東紀州は、熊野古道の存在はもちろん、日本書紀にも登場するところなど、日本のルーツがあちこちに残る地
域。東紀州エコツーリズム研究会は、平成15年10月からエコツーリズムセミナーとして体験モニターによる「
エコツアー」を実施している。このエコツアーの企画は、地域の人とのふれあいや地元の食文化、昔と今とのつ
ながりを感じられることを大切にしており、訪れた人の視点で、エコツアーをより良くしていくための助言を得
るのが目的。
 エコツアーは、不定期に開催されており、体験モニターに申し込んだ人には日程が決定し次第案内をしてくれ
るので、都合のあうときに参加すればいい。そして、参加後に地元のメンバーや他の参加者と交流、「良かった
こと、悪かったこと」を訪れる人の視線で伝えることがモニターの役割だ。特典といえば、地元の人とわいわい
がやがやと本音で話せる楽しい時間を共有できること。普通のツアーよりも新鮮に感じられるのではないだろうか。
参加料/有料(実費程度、余った場合はエコツアーガイドの育成に役立てる)
問/東紀州エコツーリズム研究会
  会長 永井 崇郁
tel090-3578-7589


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