●月刊Simple 掲載
「NPO&ボランティア情報・市民通信マンスリー」より一部抜粋したWEB版です
【2004/6月号】

| ★例えばこんなNPO… |
| 2005スペシャルオリンピックス冬季世界大会・長野 500万人トーチランinみえ |
| スペシャルオリンピックス(SOと略される)とは、スポーツイベントのことだけでなく、日常的に知的発達障害のある人たちに様々なスポーツトレーニングや競技会の場を提供するスポーツ組織である。まだ耳新しい名称だが、世界150ヵ国以上で100万人のアスリートと75万人を超えるボランティアが参加しているという。 来年、長野県においてアジアで初めての冬季世界大会が開催されることとなった。そこで今年は、そのプレイベントとして「500万人トーチラン(聖火リレー)」が今秋10月から開催され、日本各地をトーチがめぐる。三重県でも、SOへの理解と普及活動とともに、三重県ならではの取り組みをしようと、「500万人トーチラン三重統括委員会」が2月にスタート。18600人(県民100人にひとり)の参加者を目標に、現在さまざまなボランティア参加者募集中だ。 ●津市内を10月3日にスタートし、ランナーが、聖火(トーチ)北勢・伊賀・伊勢志摩・東紀州方面に向かって走る。(コース確定は6月末) ●7月(予定)より、ランナーチーム公募。参加年齢は6歳以上(5歳以下は保護者要)で、障害の有無に関係なく、基本は「5名」以上を1チームとして募集。参加費/1000円。 ★ボランティア募集 ニュースレターや資料の整理・送付、電話対応、留守番など事務局ボランティアから、県内各地域でのトーチランイベントの企画・運営等、み縁の下の力持ちとして頑張ってくれる人を募集。 問/500万人トーチラン三重統括委員会 事務局 TEL059-213-6680 FAX059-213-6681 mail:tr@miejin.net |
| 【インタビュー】はしろっ!トーチラン三重統括委員会 学生実行委員会 |
| 学生が盛り上げる、三重県のSOトーチラン! してあげる、じゃなくて「友だちになること」が大事 今秋開催されるスペシャルオリンピック「500万人トーチランin三重統括委員会」が動き出した。これから秋までそのPRイベントなどもたくさん開催されるようだ。これからムーブメントが県内全域に拡がっていくことと思うが、その中には、学生は学生の視点からトーチランを盛り上げようという「学生実行委員会」も組織されつつある。これがなかなか面白い動きになりそうだ。 トーチランの目的は、冬季世界大会のアピールはもちろんだが「知的障害者の現状(スポーツだってできるんだ!とか)を理解してもらうこと」だろう。そして、学生達の活動の理念は、簡単に言えば「いろんな人と出会って友達になろう。イベントが終わってもつながり続けられるような関係づくりをしよう」ということだという。それはボランティアする、されるということではなく、障害を持つ人も、そうでない人(健常者)も同じだ、と。 現在、「学生実行委員会」は、三重大生など10名くらいの18〜22歳の人たちが中心となって、これからの取り組みをプランニングしている。そのメンバーの代表である田中克和さんは、これまでも三重県の学生を元気にする活動の中心になって動いてきたが、障害者と接するような機会はほとんどなかった。また、もう一人の代表の東谷瞳さんは、高校生時代からサークル「FLOWERS」を作り、障害を持つ当事者として積極的に幅広い友達づくりや、バリアフリー、障害者団体との交流などの活動をしてきた。「トーチラン」の呼びかけで、まずはさまざまな思いを持って実行委員会に集まったそんなメンバー同士がお互いを知り合うところから話がはじまり、議論を重ね、ボランティアというより「友達づくり」なんだ、というところに至ったという。 具体的には、秋のトーチランまでに、現在8つある三重県内の大学が連携する「リレーフォーラム」を開催。SOを知ってもらう、アピールする「パフォーマンス」として、よさこいへの参加やライブイベントなど、遊びの場づくり、交流などを進める。また、企画作りなど、当事者の思いを汲みながらみんなで考えていく「シンクタンク」の役割。そして体育会系には「トーチラン」で学生のパワーを発揮、という具合。目標は、学生イベントへの、のべ2000人の参加をめざす。学生がそれぞれ得意な分野で、興味のあることで関わっていこうと、三重県全域の学生に呼びかけていく。 学生委員会の組織は、コアとなる実行委員、それぞれの事業を手伝うスタッフ、ちょっとだけ手伝ってくれる人、イベントやトーチランには参加したいという一般参加者、と4つの体系をつくって参加しやすい工夫をして。ボランティアというようなことではなくても、学生だからできること、今しか楽しめないことのひとつとして捉えてもらえればいいのではないだろうか。 障害者と接した経験のない人は、きっと新たな発見があるだろうし、障害=福祉ボランティアではない、多様な面を多くの参加者が知ることになるだろう。 |
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■■■ボランティア募集(2004/5月) ★「軽度発達障害の子どもたちのよりよい環境作りのために」 ★地域環境情報連絡団体募集 |
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ちょこっとニュース▼市民活動センター |
| カリヨンビルに、松阪市の公設公営 市民活動センターがオープン 4月から松阪駅前、商店街にある商業ビル『カリヨンビル』3階に市民活動センターがオープンした。県内の各都市部に次々と作られている「市民活動の場」、それはNPOの自主運営、市が委託してNPOなどが管理運営するもの、運営委員会ですすめるもの、と実はさまざまな選択肢がある。その中で松阪市では、将来的には民営化も視野に入れながら「公設公営」でのスタートとなった。つまり市の職員を中心としたスタッフが公共サービスとして、施設を管理運営する、という形だ。大小会議室(50名程度までの集会ができる。有料)。自由に使える最新のパソコンや印刷機器、使い放題のインターネット。団体で借りられる鍵付きロッカーやメイルボックスと充実の設備を準備した。 利用の仕方は、団体でまず登録をして、あとは必要なときに必要なものを借りる。ジャンルを問わないさまざまな市民団体が、その場を自由に利用してそれぞれの活動のミーティングとして集まったりすることで、活きた施設になっていく。また、情報拠点という役割もあるだろう。 市民に市民活動センターが必要とされていたのは明らかで、4月オープンから2週間で登録団体は80団体近くまで増え、毎日ひっきりなしに登録の問い合わせがあるという。 なにしろ、場所が良い。駅にも近い繁華街で、飲食店などが入ったビルで夜も人が絶えない。その上、駐車場ビルも併設していて、センター利用時は駐車料が無料なのだ。公共施設だけあって利用料も安い。朝10時から夜10時まで開館していて、担当職員さんの他アルバイトスタッフが常に2人は交代でいるので、安心だ。 利用団体がここでどんなことをしていくのか、ここから何が生まれるのかは、まだ未知数だが、いままで水面下で見えにくかった市民活動が広く一般に知られるようになって、市民活動への理解が高まることだろう。松阪で何かしよう、何か探したいというときはまずここへ。そんな場所にしたいものだ。 |
| NPOウォッチング●スローライフでいこう |
| おかえり、スローライフ。 5つの種をまく活動体 スローライフに「追い風」が吹いているようだ。野呂三重県知事も「これからはスローライフの時代である」なんていっているし、マスコミでもちらりちらりと耳にするようになってきた。三重県のイイカンジの田舎具合としては、この路線がいいのかも。そんな中で、三重スローライフ協会は何をしようとしているのか。 協会の『おかえり、スローライフ』というコンセプトコピーから分かるのは、スローライフは「新しいこと」ではなくて忘れてはいけない本質を取り戻そう、ということか。協会では、「スローライフを育てる5つの種」として、次のような「スロー」をあげている。 ●スローフード/地産地食【自然と伝統の味覚を育てる種】●スロースタイル…悠式悠環【悠々たる循環と生きがいを育てる種】●スローインダストリー…森羅万業【環境に配慮した地場産業を育てる種】●スローエデュケーション天習地学【食農や環境を学んでいく種】●スローエネルギー…希源悠流【資源について考える知恵を育てる種】…これらの種をまいて、育てていく、ということなのだ。難しそうな言葉が並んでいるけど、地産地消とか、環境とか、循環型ライフスタイルとかそういう近年よく見聞きする大事なキーワードが「スロー」というくくりで表されている、ということになる。いよいよ、その事業内容も来月あたりには見えてきそうだ。 さて、正式な協会のキャラクターは「カエル」。ということで、こんなのできました。 問/NPO法人(申請中) 三重スローライフ協会 事務局 (立岡) TEL0598・63・0460 |